「絵には、人生が表れる」
私は、これが絵の魅力であり、他の芸術作品でも同じと思います。
ある時、人生が変わって、絵を描きたくなったとします。
「絵を描いた経験がないので、良い絵が描けない」と
思うかもしれません。
良い絵をどう定義するかにもよりますが、
人の人生観や性格が表れた作品が、良い絵となることがあります。
そう感じるきっかけになったのは、村橋泰志さんの
「吠絵夢ポエム」という詩画集を読んだ時の話になります。
今回の記事は、村橋泰志さんの「吠絵夢ポエム」についてお話しします。
- 吠絵夢ポエムとの出会い
- 村橋泰志さんとは?
- 吠絵夢ポエムから学んだもの
1. 吠絵夢ポエムとの出会い
私は、公募展に出展するために、以前、絵画研究会に参加していた。
その時に教わっていた先生の勧めで、村橋泰志さんの詩画集と出会いました。

その時、目に止まったのは、本の裏表紙にある2つの言葉
「突如、絵が描きたくなった」
「突然、詩を書いてしまった」
グッと印象に残る言葉で、即購入しました。
2. 村橋泰志さんとは?
村橋さんは弁護士ですが、その経歴がすごいです。
1997年〜2010年
名古屋弁護士会長
中部弁護士連合会理事長
日本弁護士連合会副会長
さらに愛知県公安委員会委員長の職務にも携わっていたとのこと。
弁護士の業界では、大活躍されていた方でした。
そんな村橋さんが、2012年に突如絵を描きたくなりました。
それから、次のような製作活動を行なっておりました。
2013年に名古屋栄ギャラリーにて個展を開催
2016年11月の1ヶ月だけ詩人になる
2017年にも個展
作品は下記のホームページからご覧になれます。
サイト名:村橋泰志の絵
3. 吠絵夢ポエムから学んだもの
村橋さんの作品は、具象画で、独特のタッチで、
作品から感じることは、
詩の作品では、首つり、がん、葬式、死といった言葉が伝われており、
ネガティブな人の念を感じました。
また、「空」という言葉も使われおりましたが、
空虚なイメージで、ここからも虚しさを感じました。
全体として、終わりやどうしようもない時に感じる気持ちが伝わりました。
絵の作品では、独特のタッチで、感情をストレートに表した具象画でした。
作品の中には、鬼の形相をした人、変に笑っている人、
猫、象、鳥などの動物などがいました。
動物は、どこか優しい表情をしていました。
吠絵夢に、「吠える」と「夢」という言葉が使われています。
作品から、現実にはない夢の世界で、どうしようもない現実に
吠えるというような印象がありました。
これも長年、弁護士という業界で感じた苦悩が作品になって
表れたと感じました。
最後に、本の中にある言葉ですが、「絵は絵自体で自分を語るべし」とありました。
詩画集から絵が村橋さんの人生を語りかけるような気持ちになりました。
最後に、村橋さんの活動で素晴らしいと思ったことは、
「絵を描けるから絵を始めた」のではなく、
「絵を描きたくなった」というストレートな自分の感情に
従った行動です。
皆様にも、私にも、それぞれの人生があり、その人生の中でしか描けない作品があります。
そういったものを絵で表現できると、人へ違った側面で人生を伝えることができて、良い影響になると、面白くなるかなと思います。
だから、絵を始めるのが遅いと思われている方がいれば、
あなたしか描けない絵があると信じて、
トライしてみると良いかもしれませんね。