絵を描くことは、想像力を表現する素晴らしい方法です。
そして、顔を描く際にはその中でも口の描写は、
感情やキャラクターの個性を表す大切な要素です。
今回は、絵を始めたばかりの初心者の皆様に向けて、
美術解剖学を活用した口の描き方についてご紹介いたします。
口の基本構造を掴んで、魅力的な口を描くためのコツを共に学んでいきましょう。
1. 口の描き方における美術解剖学の重要性
口の形状や動きを正しく描くためには、基本的な解剖学の知識が必要です。
口は唇、歯、口角などから成り立っており、
顎の骨格も含めて理解することが大切です。
顔の骨格は、動かない大きな骨と動く骨で構成されています。
動かない大きな骨は、頭蓋骨と上顎になります。
動く骨は、下顎になります。
口が動くと、動く骨、すなわち下顎の動くということになります。

また、顎の骨は、人の成長に大きく影響されます。
新生児の顎の骨は、全体の3分1
成人の顎の骨は、全体の2分の1以上
と、顔の中で、顎の骨は成長するとともに発達していきます。
子供、大人の顔を描くときに、この比率を理解しておく便利ですね。
2. 唇の基本構造
口の形を描く際には、基本形から始めることがポイントです。
まず、唇の基本形状を解説します。
下図は、口の正面と斜めから捉えた形になります。

左の赤線は、上唇の基本線になります。
右の赤は、唇の中心線になります。
斜めからの顔を描くときは、この線を意識したいです。
ただ、唇を描くときに、輪郭線をはっきり描くと、たらこ唇みたいになり、不自然なので、はっきり描かない方が良いです。
次に鼻と唇の比率を下記に示します。

あくまで理想の比率ですが、この線に沿って、
唇の位置を決めるとバランスが良くなります。
3. まとめ
美術解剖学を活用した口の描き方を学ぶと、口がよりリアルになります。
逆に、ここで紹介した構造を理解していないと、不自然な口になります。
自分の口を観察すると、口の構造の理解が一層深まると思います。
人物画の製作にお役に立てると嬉しいです。