今回は「美術解剖学を用いた腰の描き方」について、絵を描く初心者のための貴重なテクニックをお伝えします。
美術解剖学は、人物画を描く上で非常に重要な要素です。この知識を活用することで、描かれた人物の身体の形状や動きを正確に捉えることができ、絵画のリアルさと表現力が向上します。
特に、腰の描き方を理解することは、人物画において欠かせないスキルの一つです。
腰の動きは、人物の動きを表現する上で大事な要素です。
腰のちょっとした角度やボリューム感がポーズの雰囲気を生み出します。
この記事では、腰の骨格と実際、人物を描くときのあたりづけで使えるテクニックを紹介します。
1. 腰の骨格
まず、腰の骨格を下図で解説します。

腰の骨は、背骨の下に伸びる腰すいから両側に大骨盤という骨盤に繋がります。
大骨盤は両側の2枚の円盤でできていて、端の上前腸骨棘は、身体の表面にも出てきて、腰の捻りのポイントになります。
大骨盤から坐骨が下に伸びて足の骨に繋がります。
これが腰の骨格でおさえておくところになります。
2. 腰のあたりづけ
腰の骨格を理解できたので、骨格をもとにあたりづけを解説します。
当たり付けが良くないと下半身の表現が希薄になります。
腰の角度、骨格を意識して下半身のボリューム感、動き重心を作っていきます。
上半身のあたり付けは、逆の卵型です。
こちらの記事でも解説しています。
腰の部分を線型、立方体型、2枚皿型があります。
線型は下記の通りです。

立法体型は下記の通りです。

2枚皿型は下記の通りです。

描き手の好みになりますが、私は次のように使い分けています。
線型は腰と肩の角度を決める時に使います。
2枚皿型は立ちポーズで使います。
立方体型は立ちポーズ、座りポーズの両方に使います。
3. まとめ
今回は、腰に注目して解説しました。
人物を描くとき、上半身が大きくなり過ぎる、または下半身が大きくなり過ぎるとバランスが崩れることがあります。
上半身と下半身のバランスを整える時に今回、紹介した腰の当たり付を使えます。
また、腰周りは筋肉や脂肪で覆われていますが、骨格からどこの骨格が突き出るかも、骨格を知ることでわかります。
こういった点を考慮して人物を描くと、より魅力的な人物が描けると思います。
ご参考になると嬉しいです。